ウツ病から回復、そしてもうすぐ離婚、働かず暮らすには

ウツ病からの回復と、認知症の母の介護、50歳離婚、結婚って?人生って?幸せって何? 仕事がないまま、シングルマザーになってしまった。でも働かずしてゆっくりした毎日を維持することはできないのかな?と、模索中。

みんなが出来ている普通ができない。自分さえ変われば、頑張って普通になろう。 そう頑張り続けてたら鬱に真っ逆さまに落ちてしまいました。 今から直面するであろう離婚までの経緯と、どのようにウツになり、またそこから這い上がってこれたのか・・少しづづでも文字に残していければと願いつつ・・・・・綴っています。

ウツ病に落ちていく。

4年前、ちょうど秋深まる頃
ある日突然
ウツ病に落ちてしまいました・・・

それは
「落ちる」という表現以外では表せない
落ちっぷり

坂を転がり落ちると言った感覚です

でも、その時点では自分自身
「あれ?何か変だぞ」とは思っているものの・・

これがウツ病だとは
正直全くわからなかったのです

何年か後にやっとカウンセラー先生に
この状態がウツ病であると診断され(それもかなり重度の状態)
あ~ウツ病だったのか・・・と、
この私のおかしな状態に名前がついていたのか・・

と、
正直ホッとしたのでした

ウツ病に落ちていった時
まず私の場合
一番初めに
食べ物の味が全くしなくなりました
甘いも、辛いも、ましてや美味しいなどと感じることはなく
口に入っている食べ物を噛む時、まさに「砂を噛んでいる」ような感覚です
1か月もしないうちに体重が15キロも落ちてしまいました

次に
今、自分は寝ているのか起きているのか・・・
夢と現の境界線がどんどんあやふやになっていき
夢の中でものすごく働いていたり
現実で車の運転中に「これは夢の中かな?」とフワフワした気持ちで運転したり
よくわからくなりました

結果、ずーっと起きているような
つねに頭に靄がかかっているような、そんな状態になり
疲れがますます溜まっていくのです

そして毎晩
寝る時(と言っても寝れていないのですが)
このまま死んでしまえればいいなぁ~
もう明日起きなくていいのに・・って
思っていました

感情はもうほとんどなくなり
兎に角、日々のことをロボットのようにこなしていくだけでした

そして、
この真っ暗な冷たい深い穴から生涯這い上がることはないだろう
そう信じて、
完全に

絶望
していました

この絶望の中、唯一残った感情で最も悲しかったことは
夫を初めとするほとんどの友人が
「もしかしたらこれはウツ病?」と思った私の思いを
真向から否定したことです。

「あなたみたいな人がウツ病になるはずなんかないよ
 ウツ病になるのは、心が弱くてやる気のない人だけ」

皆から否定されても原因はわからず、
しかし、現実にはかなりおかしな精神状態が続く中

私はますます

絶望

していきました・・・。


もしウツ病が全く理解できないという方がいれば
次のビデオクリップを是非ご覧ください。


【うつ病患者の見る世界】【驚くほど的確な表現うつ病症状】私は黒い犬を持っていた。彼の名前はうつ病だった。(日本語字幕)